平成30年普及指導員資格試験審査課題 問14
問14
我が国の食品産業の動向に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。
ア 食品製造業は、雇用の場の提供をはじめ地域創生や地域経済の活性化に欠かせない存在である一方、加工原材料の調達においては輸入食料農林水産物が大半を占めている。
イ 食品産業の持続的発展に向けては、合併や買収等の事業再編により、経営基盤の強化や事業領域の拡大を図ることが重要となっている。
ウ コンビニエンスストアでは、ファストフード、調理パン、冷凍食品等の販売が好調となっており、食料品販売額は平成21年以降一貫して増加している。
エ 外食産業の市場規模は、平成7年以降減少傾向にあったが、訪日外国人旅行者の増加や一人当たりの外食支出額の上昇等により、平成24年からは増加傾向で推移している。
オ 食品産業では、他産業に比べ労働時間が長いことや、休みが取りづらい等の様々な課題が挙げられており、就業条件や就業環境の改善が急務となっている。
正解 ア
解説
加工食品の原材料の国産と輸入食材の割合は平成23年の金額ベースで、
国産農林水産物が7割、
輸入農林水産物が1割程度、
輸入加工食品は2割弱で、
輸入食材が3割。
輸入食材割合の増加は続いていますが、大半ではないので誤り。
平成23年(2011年)
農林漁業及び関連産業を中心とした産業連関表(飲食費のフローを含む。)
(農林水産省 平成28年3月25日公表)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sangyou_renkan_flow23/pdf/23io_kouhyo_1_1.pdf