平成30年普及指導員資格試験審査課題 問15
問15
担い手の育成・確保に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。
ア 農林水産省では、農業分野における「働き方改革」を進めていくため、農業経営者が段階的に取り組む具体的手法について取りまとめたガイドを作成した。
イ 農業大学校等が運営主体である農業経営塾の開講が進んでおり、経営戦略、財務・労務管理、マーケティングに関する座学や講習演習等が行われている。
ウ 「学校教育法」の改正により、平成31年4月から実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として「専門職大学・専門職短期大学」が開学できることになった。
エ 平成29年に「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律(技能実習法)」が施行され、優良な監理団体と実習実施者の元で行われ技能実習ついて実証実習期間が延長された。
オ 平成29年に「国家戦略特別区域農業支援外国人受入事業」が創設され、認定を受けた区域内において、農業者は農業関連の技能や知識のない外国人材を就労目的で受け入れられるようになった。
正解 オ
解説
派遣事業者が外国人材を雇用し、必要とする農業経営体に外国人材を派遣する制度です。
派遣事業者は外国人材に対し、農作業等に関する教育訓練、
日常生活及び農作業等に必要な日本語、理解しておくべき関係法令、
苦情・相談窓口等について、必要な研修を実施する必要がありますので、
オ内の「農業関連の技能や知識のない外国人材を~」の記述は不適切です。