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平成30年普及指導員資格試験審査課題 問32

問32

性フェロモン剤を利用した害虫防除に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。


ア フェロモンとは、生物から分泌され、同種他個体の行動や生理状態、発育分化に影響を与える化学物質の総称である。一般的に揮発性が高く、微量でも効果がある。広く動物界に存在し、特に昆虫についてのフェロモン研究が進んでいる。


イ 虫の行動を制御するフェロモンの性質を利用したのが、性フェロモン剤による防除である。日本でも、ガ類を中心とした多くの害虫種で合成性フェロモンが実用化されている。


ウ 性フェロモン剤は、それぞれ複数の害虫種に効果を及ぼす。そのため、殺虫剤の代わりに使用した場合、土着天敵の生体に悪影響を及ぼす恐れがある。


エ 大量誘殺法は、合成性フェロモンで雄を呼び寄せてトラップで捕獲することで雌の交尾率を下げる方法である。雄を誘い込むトラップは市販されているが、自作することもできる。


オ 交信攪乱法は、合成性フェロモンを空気中に蒸散させ、雌雄間の交信を阻害して雌の交尾率を下げる方法で、トラップは必要としない。フェロモンの成分は空気より重いので、高い位置に設置することが使用のポイントである。




正解 ウ


解説

性フェロモンは、組成と比率が微妙に異なる種固有のシグナルであり、基本的に狙った虫にしか効きません。ガの雌にアブラムシ、アザミウマやダニの雄が寄ってきても意味が無いからです。よって、ゥは誤り。

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波留雨

Author:波留雨
神奈川県民川崎市民。
本業は農業関係(のつもり)
趣味は弓道、野球観戦、資格取得、筋トレ、音楽(ドラム)
ととっ散らかり気味。

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