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平成30年普及指導員資格試験審査課題 問34

問34

食品の流通・加工・食品ロスに関する次の記述のうち、最も適切なものを選びなさい。


ア 平成23年の我が国の農林水産物・食品の流通・加工は、国内で生産された約9兆円に輸入品を加えた約20兆円の食用農林水産物に、流通・加工の各段階で加工経費、商業マージン等が付加され、最終的に約150兆円となって消費される構造となっている。


イ 物流の効率化のためには、産地での集荷の効率化、トラックの積載率減による燃費の向上、小売店への多頻度配送等により、農業者の所得向上につながる流通経費の削減を実現していく必要がある。


ウ 下請け等の中小企業の取引条件の改善の観点から、製造業と小売業の適正取引を推進するガイドラインの策定が必要とされているが、食品産業分野では未着手となっている。


エ 資源の有効利用と環境負荷の低減の観点から、小売業者では納品期限の緩和が、食品製造業者では品質保持技術の開発による賞味期限の延長の取組が見られる。


オ 食品廃棄物の有効活用については、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」に基づき取組が進められているが、食品製造業では発生する廃棄物の品質や量が安定しておらず、大部分が焼却処理されている。



正解 エ


解説

ア…

農水省資料「生産者に有利な流通・加工構造の確立に向けて」

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo_dai1/siryou3.pdf

この中に、

「国内で生産された9.2兆円に輸入品を加えた10.5兆円の農林水産物は、流通・加工の各段階で

マージンとコストが付加され、最終的に約76兆円となって消費。」との記載があります。


イ…小売店に多頻度で配送すると、それだけ人件費やガソリン等のコストがかさむことになりますので、流通経費の削減としては不適当です。


ウ…「食品製造業・小売業の適正取引推進ガイドライン」

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/kikaku/tekiseitorihiki.html

平成30年3月に策定されています。 


エ…食品製造業から排出される廃棄物は、均質で量が一定していることから、

分別も容易で、栄養価を最も有効に活用できる飼料へのリサイクルが適しています。

よって誤り。

因みに、農水省資料の「食品廃棄物等の発生抑制と再生利用(リサイクル)の推進」は、

味のあるフォントを筆頭に、数ある農水省の資料の中でもトップクラスに残念です。

https://www.maff.go.jp/tokai/kikaku/jikyu/lecture/attach/pdf/20180627-5.pdf

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プロフィール

波留雨

Author:波留雨
神奈川県民川崎市民。
本業は農業関係(のつもり)
趣味は弓道、野球観戦、資格取得、筋トレ、音楽(ドラム)
ととっ散らかり気味。

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