令和元年普及指導員資格試験 問14
問14
我が国における農業保険の実施に関する次の記述のうち、最も適切なものを選びなさい。
ア 農業経営全体を対象とした新たなセーフティネットとして、認定農業者のみを対象とした収入保険が、平成31年1月から運用開始された。
イ 収入保険では、米を除く全ての農産物を対象に、価格低下等の農業経営上のリスクを幅広く補償する。
ウ 収入保険では、倉庫が浸水して売り物にならない場合は対象となるが、怪我や病気で収穫ができない場合は、保証の対象とならない。
エ 農業共済制度では、令和元年産より、米・麦を対象とした農作物共済の当然加入制が廃止され、任意加入制に移行した。
オ 農業共済制度の引受方式においては、令和3年産までに、半相殺方式、全相殺方式が廃止され、一筆方式へと統一されることになった。
正解 エ
解説
ア 対象は認定農業者ではなく、青色申告者が対象となります。
イ 原則全ての農産物が対象になりますので、米を除くという表記は誤りになります。
ウ 農業者の経営努力ではどうにもならない収入減少が対象となりますので、怪我や病気で収穫ができない場合も補償の対象となります。
オ 一筆方式が令和3年産までに廃止になるので、記述は誤り。