令和元年普及指導員資格試験 問1
問1
食料需給と食料安全保障に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。
ア 世界の穀物等の需要は、開発途上国を中心とした人口増により食料の需要が増加するとともに、経済成長に伴い、多くの穀物等を飼料として必要とする肉類の需要が大幅に増加することにより、全体として増加する見込みである。
イ 国連では、国際社会の開発目標である持続可能な開発目標 (SDGs)を採択した。その中で、令和12年までに世界の栄養不足人口を増加させないとする目標を定めており、世界の栄養不足人口は、平成22年以降一貫して減少している。
ウ 農産物の生産においては、気候変動を始め、水資源の制約や土壌劣化等の不安定要素が存在し、穀物需要が逼迫するリスクが指摘されている。
エ 農林水産省では、国内で頻発している自然災害・異常気象のリスクについて、中長期的な観点から分析し、施設の損傷、電気・ガス・水道の停止、家庭備蓄の欠如等については対応策を強化する必要があると評価している。
オ 食品産業自動車においては、食料が安定的に供給されるよう、事業の継続や中断した場合の早期復旧が重要となるため、農林水産省では、自然災害を対象とた業継続計画(BCP)の策定を推進している。
正解 イ
解説
栄養不足人口は2014年以降増加している。
2014年 7億8370万人
2015年 7億8442万人
2016年 8億420万人
2017年 8億2080万
よってイの記述は誤り。