令和元年普及指導員資格試験 問2
問2
我が国における主要農作物の生産等の動向に関する次の記述のうち、最も不適切なものを選びなさい。
ア 日本米粉協会が運営するノングルテン米粉製品第三者認証制度により、グルテン含有基準値1%以下であることが認証されたノングルテン米粉が平成31年1月に誕生し、令和2年から流通が始まることとなっている。
イ 国産小麦については、近年、消費者の国産志向の高まり等を受け、大手外食チェーンや加工メーカーが国産小麦を使用したパン・中華麺等の商品を相次いで発表するなど、人気が高まってきている。
ウ 家庭での果実消費量は減少傾向で推移している中、優れた食味や食べやすさ等の消費者ニーズに対応したシャインマスカット等の高品質な果実の生産は増加している。
エ 平成16年以降、一世帯あたりの緑茶と茶飲料の年間支出金額が逆転し、茶飲料の年間支出金額が緑茶の年間支出金額を上回るなど、簡便な形態での飲用へと消費動向が変化している。
オ かんしょについては、粘質性が高く良食味の品種の開発、電気式自動焼きいも機による店舗での固定販売の普及を背景に、焼きいもが注目されており、今後も堅調な需要が見込まれている。
正解 ア
解説
ノングルテン認証第1号は平成30年6月14日に行われました。
すでに流通している商品に、認証ロゴマークが貼付されて店頭に並んでいます。
よって「令和2年から流通が始まることになっている」という記述は謝りです。
また、ノングルテンとは「グルテン含有量が1μg/g(=1ppm)以下」となっていますので、
グルテン含有基準値1%以下という記述も不適当です。